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月刊広報誌 熊本羅針
事務局の県内企業訪問のページです。
事務局のスタッフが熊本県で活躍する企業を訪問、インタビューするコーナー
熊本県中小企業家同友会 事務局
渡邊醤油(有) 代表取締役 渡邊 稔晃 2010年3月号


兵庫屋本店の屋号にて熊本市新町で古くから親しまれてきた渡邊醤油(有)は、創業295年の老舗である。
1715年、初代渡邊十兵衛が質屋を創業した後、造り酒屋を経て明治時代に10代目が醤油・味噌を取り扱うようになり、渡邊社長で15代目となる。
「醤油本来の味にこだわりたい」と語る渡邊社長は、製造工程で機械を一切使わず、伝統を受け継いだ職人の手による醤油づくりに力を入れている。
馬刺しが有名な土地柄からか、熊本では甘口の醤油を好む消費者が多いので、ほとんどのメーカーが甘い醤油を中心に製造している。
だが渡邊醤油は、創業当初からの辛口醤油にこだわっている。
この辛さが刺身を食べる際に、素材本来の旨味を引き出すという。
「甘さは脳にすぐに伝わるため、せっかくの素材の味が薄れてしまう。だから辛口の醤油がいいんです」と話す渡邊社長のこだわりが感じられる。
「伝統食は日本人の心」との想いを胸に、創業当時の味を次世代に伝えていくため、渡邊社長の醤油造りは続いていく。
【インタビュー】
事務局 山下 正樹